赤ちゃんから幼児の視力はどれくらい?視力の異常を見分けるには?

育児のお話あれこれ

赤ちゃんの見る力は、急速に発達します。乳幼児期は視機能に影響を受け易い発達時期で、この時期に発達を阻害されると、弱視になる可能性があります。

そのため、この期間に視力障害がみられたらできるだけ早く治療することが大切です。

 

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☆乳幼児の視力

生まれたばかりの赤ちゃん(新生児)は、初めはぼんやりと明かりがわかる程度ですが、目を動かす筋肉や脳の発達とともに視力も発達し、目の前の手の動きなどがわかるようになります。

 

赤ちゃんの視力は、生後2~3ヶ月頃で0.01~0.02くらいで、ママの顔をじっと見つめたり、動くものを追います。

 

生後6ヶ月頃は0.05~0.2くらいで、ぼやけていても色や物の判別ができるようになりますが、この頃になっても動くものを追わない、色に反応しないときは眼科医に相談してください。

 

1~2歳になると0.3~0.5くらい、3歳頃で0.8~1.0くらいになりますが、3歳くらいまでのこどもは、かゆい、痛い、目が見えないなどの訴えができません。

視力に関して言えば、もともと見えなかった目なので、見えないことを自覚していたとしても、まだそれを上手に表現することができないのです。

 

そして、6歳頃には1.0~1.2くらいとなり、大部分の子供が大人と同じ視力に発達します。

 

気にかけるべきこと

赤ちゃんから幼児期までの目の病気には、斜視、弱視、先天性白内障、先天性緑内障、網膜芽細胞腫、先天性鼻涙管閉塞などがあります。

 

毎日の生活の中でちょっと気にかけて目をみることで、これらの病気を早期発見・早期治療することができます。

次のような症状を見かけたらすぐに専門の眼科医に相談しましょう。

 

いつも涙目になっている。

よく目が揺れている(震えている)。

黒目の中心(瞳孔)が白く濁っているように見える。

黒目の表面が白く濁っているように見える。

よく目やにがでる

前よりも黒目が大きくなった。

よく目をパチパチする。

いつもまぶしそうにしている。

よく目をこする

おもちゃ、絵本、テレビなどを極端に近づいて見る。

ものを見るときに目を細める、顔を傾けて見る、横目で本やテレビを見る。

カメラのフラッシュで片目だけ光る、光が黒目の中心からずれる。

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☆赤ちゃんにテレビを見せる影響

最近はスマホ育児が問題になっていますが、テレビの影響も気になります。

テレビ視聴が視力を低下させるエビデンスは、現時点では発表されていませんが、視力以外の問題でも赤ちゃんのテレビ視聴に警鐘が鳴らされているようです。

一体どのような害があるのでしょうか。

 

2歳まではテレビを控えましょう

日本小児科医会は、2歳まで赤ちゃんにテレビを見せるのは控えるよう提言しています。

理由の1つは、テレビを見せっぱなしにすることで、ママやパパとのコミュニケーションタイムが少なくなってしまう可能性があるため。

 

確かに、1日中テレビやDVDをつけたままにして、放置してしまうと日中ママと触れ合う時間が減ってしまいますよね。

 

毎日長時間テレビを見続けた赤ちゃんは、言語や社会性の発達に悪い影響が及ぶと、指摘する声もあります。

しかし、1歳前から子ども番組に興味を示す赤ちゃんは多くいます。

日中、一人で育児と家事に追われているママは、赤ちゃんが子ども番組を見ている間だけでも手が空くので、毎日の習慣になっているケースもあるでしょう。

 

また、上の子がいる場合、下の子も一緒にテレビを見る機会も増えます。

2歳までまったくテレビを見せない、と言うのは現実的には難しいかも知れません。

 

テレビを見る時の注意点

赤ちゃんにテレビを見せる時は、見せっぱなしに気をつけましょう。

身体を動かして遊ぶ時間や、ママとコミュニケーションを取る時間を十分に確保するためにも、テレビやDVDを見せる時間は、1日30分から1時間以内に控えましょう。

 

乳児は睡眠時間も長く、授乳やミルク、おむつ替えなどに5時間以上かかります。

24時間のうち、遊んだり親子で触れ合う時間は6時間ぐらいしかありません。

 

DVDを流しっぱなしにするなど、メリハリのない見せ方はやめて、見せる時間を意識して制限して下さい。

できれば続けて見せるより、休憩を挟み連続で見続けないよう、工夫するのが理想的です。

 

番組の内容も動物や美しい景色を楽しめるもの、言葉の学習になるものを選べばよい刺激になります。

一緒に踊ったり歌ったりできる番組なら、楽しい親子遊びの1つになるので、必ずしも「テレビ=害」とは言えません。

 

パパ・ママも隣で見て「ゾウさんだね」などと声をかけるなど、コミュニケーションをきちんととることが大切です。

抱っこしながら見るのもおすすめです。

 

テレビに近づき過ぎないよう、座る場所をいつも決めておく対策も有効です。

赤ちゃんは目まぐるしく動くテレビの映像に興味を示し、近くに寄って行ってしまうものです。

2メートル以内に近づかないよう、柵を用意しておくなど工夫しましょう。

 

☆定期検診で必ず確認を!

赤ちゃんが生まれたあと、1ヶ月健診など定期的に健診があります。

面倒臭い、と感じるママもいるかもしれませんが、赤ちゃんの視力をチェックしてもらえる絶好のチャンスなので、毎回きちんと参加しましょう。

 

健診では医師と助産師さんが赤ちゃんを診てくれます。

目の動きや見え方など、少しでもおかしいところがあれば指摘があり、場合によっては治療も勧められます。

 

目を健康に育てるために

赤ちゃんの目はまだまだ未熟で、幼児期を経て完成するのは10歳頃といわれています。

日々の生活の中で視力は発達しますが、発達を促すためにママやパパは、目のトレーニングを意識することが大切です。

 

赤ちゃんの頃に目の異常や病気が見つかった場合は、様子を見ながら早めに医師に相談することで、悪化を防ぐことができます。

これから長い人生を歩んでいくうえで目は非常に大切ですので、赤ちゃんの目の発達には気を配るようにしましょう。

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